【中国で多発する自動車の品質問題、なぜ?】2010年に発生したトヨタのリコール問題で、同社の豊田章男社長は米国議会の公聴会で涙ながらに謝罪する一方、北京では淡々と謝罪の言葉を述べたことは記憶に新しい。ところが、最近、中国で販売されているドイツの高級車ベンツやBMWに発ガン性物質を含むとされるアスファルト系の防音・吸音材が使用されていることが明らかに。自動車業界はまたもや不祥事を起こしてしまった。中国の消費者が公平な権益や保障が得られない現状は、中国の制度や基準、法律、法規が整備されていないことに端を発しているに違いない。
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