研究結果 地震で瞬時に金を形成
重さ約2キロの金。 |
最新の研究結果によると、地震は水を金に変える不思議な力を持つという。「中国新聞網」が米NBCの報道として伝えた。
17日の「ネイチャージオサイエンス」に掲載された研究報告によると、断層中に存在する水が地震のエネルギーで蒸発し、沈殿を経た後で金に変わることがあるという。
同研究をリードしたオーストラリア・クイーンズランド大学の地球物理学者Dion Weatherley氏によると、同研究では世界の多くの金鉱脈に存在する石英と金との関連についてメカニズムを提唱している。
研究によると、地震発生時に断層が生じ、水が断層の発生を加速させると同時に、断層面を埋める。
地表から約10キロメートル下の高温と圧力の作用の下で、水は高濃度の二酸化炭素や二酸化ケイ素、また極めて経済的価値の高い金などになる可能性があるという。
同プロジェクトに携わったオーストリア国立大学の専門家、Richard Henley氏は「地震発生の際に、断層は大量の水分を急激に放出する。地層の隙間にある水分が突然蒸発して蒸気や石英、金鉱に変わり、水流と共に地表に近い場所に流される」と語る。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年3月20日