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鳥インフル 中国・WHO「人から人への感染は未確認」

 中国衛生・計画出産委員会と世界保健機関(WHO)は8日、H7N9型鳥インフルエンザ人感染予防対策に関する記者会見を共同で開催した。WHO駐中国事務所の藍睿明・代表は、「H7N9型鳥インフルエンザウイルスの人への感染がこのほど初めて中国で確認された。感染源と感染経路はまだ特定できないが、現時点で人から人への感染を裏づける根拠はない」と語った。人民日報が報じた。

 ■有効な予防・コントロール策の決め手なし 連携強化が急務

 衛生・計画出産委員会H7N9型鳥インフルエンザ人感染予防対策チーム弁公室の梁万年・主任は、「上海、江蘇、安徽、浙江の4省・市で、H7N9型鳥インフルエンザ感染者が報告された」と発表した。専門家によるこれまでの調査・解析から、今回人への感染が確認されたH7N9型鳥インフルエンザウイルスは、複数の鳥インフルエンザウイルスが混ざり合って誕生した新しい鳥インフルエンザウイルスであることが判明した。今のところ、感染は散発的に発生しており、人から人への感染を裏づける根拠は見つかっていない。このウイルスの病理学的特徴や伝染の特徴について、まだよく分かっていないことから、感染拡大の予防・コントロールに関する有効で決定的な方法を打ち立てることは、現時点では不可能だ。

 梁主任は、今後の予防・コントロール策の重点項目として以下の5点を挙げた。(1)共同予防・コントロール体制を確立し、専門家チームを組織し、それらの役割を存分に発揮させる。万全の協力体制を敷き、各種予防・コントロール措置の実施を徹底する(2)引き続き感染状況の分析・研究・判定作業を強化し、予防・コントロール策と具体的措置を科学的に設定する(3)緊急対応措置に引き続き重点を置き、死者の発生を最小限に抑え、経費的な問題で緊急対応措置を講じることができなかったという現象が起こることのないよう徹底する(4)引き続き感染拡大状況に対する監視測定を強化する(5)感染拡大情報の発表については、公開性・透明性の高い情報公開を継続する。また、WHOなどの国際組織や関連国家・地域との技術交流協力をいっそう強化する-----。

 ■ワクチン製造に着手

 梁主任は、H7N9型鳥インフルエンザウイルスのワクチンに関して、次の通り述べた。

 「H7N9型鳥インフルエンザウイルスの8つの遺伝子は全て、人に感染するインフルエンザウイルスの遺伝子の仲間であることから、人に感染しやすいウイルスといえる。専門家によると、現時点で、H7N9型鳥インフルエンザが人から人に感染した証拠は見つかっていないという。治療面では、リン酸オセルタミビル(商品名:タミフル)などの抗ウイルス薬が有効と見られる」

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