海外留学後、焼き芋屋で成功した女性修士=中国
中国・曁南大学(=広東省広州市)で修士課程(経済管理学)を修了後、英国に留学した◆淑賢さんは、英国の焼き芋製造・高度加工技術が中国より進んでおり、サツマイモの品種もずっと多いことを発見した。帰国後、サツマイモ栽培基地を設立し、英国から食品加工のプロを呼んで研究チームに加わってもらい、焼き芋業界に進出した。昨年10月1日に焼き芋店を開業して半年もたたないうちに、15万元(約240万円)元手資金を回収、2号店もオープンした。中国青年報が伝えた。
高学歴の創業者である彼女の強みは、ビジネスの鉄則に精通していることだ。まず、商品の革新に着目した。常に消費者の興味や食欲をそそるため、英国から研究開発スタッフを招き、中国人の舌に合う商品の開発に取り組んだ。毎月ひとつの新商品を出し、常連客を増やした。次に、「薯上皇」を商標登録し、中国で最高級のサツマイモを開発し、いち早くオリジナルブランドを発表、同業者が模倣しないよう手を打った。さらに、商業モデルを熟考し、むやみやたらに手を広げるのを慎むことにした。店舗をフランチャイズ化する話があったが、まだ機は熟していないと判断、前例について詳しく調べ、失敗例の二の舞にならぬよう、慎重に事業を発展させることにした。(編集KM)
*◆は刑のつくりをおおざとに
「人民網日本語版」2013年4月9日