北京地下鉄の公式サイトで落し物検索が可能に
北京地下鉄の公式サイトや中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」の公式アカウント、ホットラインは今年、いずれもグレードアップされ、乗客は落し物をした場合、公式サイトにアクセスすれば、一括して探すことができ、一駅一駅聞いて回る必要はなくなるという。さらに、北京地下鉄情報サービスセンターの責任者高利軍さんはこのほど、「同市の地下鉄ホットラインは、乗客が覚えやすいように5ケタに短縮される予定」であることを明らかにした。北京日報が報じた。
公式サイトで出入口の確認
北京の地下鉄の駅は、出入口が多く、1つの駅に出入口が5カ所もあるということも珍しくない。そのため、ほかの地域からの乗客だけでなく、地元の乗客も、出口を間違えて、あちこちを歩き回るはめになったということが少なくない。
しかし、今後乗客は、地下鉄の公式サイトを通して、各駅の出入口の方向や位置、開閉情況などを確認できるようになる。現在、同サイトでは既に、2号線や13号線、八通線などの各駅の出入口の開閉情況などが詳しく確認できる状態になっている。例えば、2号線の西直門駅を見ると、西南西にD1、西南東にD2の出入口があり、それぞれ開放されている。
公式サイトで所要時間を計算
北京地下鉄は現在、 1日の利用者が延べ1000万人の大台を超え、混雑を極めるため、落し物をする人も頻発している。そして、200駅の中から、落としたものを見つけ出すのは、至難の業であることは、容易に想像できる。
しかし、今後乗客は、公式サイトで落し物を探すことができるようになる。高さんによると、今後、公式サイトのアップデートを実施し、落し物検索の専用欄を設け、各駅のスタッフが拾われた落し物をサイト上にアップできるようになる。また、同欄では、乗客が検索しやすいようにと、落し物のキーワードを表示させる。さらに、同サイトでは、通勤ラッシュの時間帯など、時間帯別に所要時間を計算する、乗り換えガイドも提供する計画だという。
ホットラインが5ケタに短縮へ
公式サイトがグレードアップされるほか、地下鉄ホットラインも、乗客が覚えやすいようにと、96で始まる5ケタに短縮される。
さらに、駅のバリアフリー施設やトイレの位置などの情報も、公式サイトや微博の公式アカウントに表示され、乗客は随時確認することができるようになる。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年6月14日