きょうの人民日報「微博」--遼寧省が8都市に対して煙霧の罰金
遼寧省環境保護庁はこのほど、大気の質が基準をクリアしていないことを理由に、8都市に対して罰金を科した。罰金額は計5000万元(約8億5千万円)以上。「罰金」という方法は、問題の根本的な解決策ではないが、地方政府に対して「環境を無視した発展は、必ず代価を必要とする。経済成長のためには、そのコストも考慮しなければならない」ということを伝えることができる。煙霧を解決するために、手放さなければならないものは、国内総生産(GDP)ばかりに目を向けたり、目先の利益に目がくらんで、卵を取るために鶏を殺すような態度を示したりする政治的業績観だ。環境を犠牲にして発展を遂げようとする人は相応の代価を払わなければならない。子供たちに、煙霧で覆われた中国を残してはいけない。
【遼寧省が8都市に対して煙霧の罰金】遼寧省環境保護庁はこのほど、瀋陽市や大連市、鞍山市、撫順市、本溪市、営口市、遼陽市、葫芦島市などに対して、大気の質が基準をクリアしていないことを理由に罰金を科した。罰金額は、順に3460万元(約5億8千万円)、160万元(約2700万円)、780万元(約1億3250万円)、160万元、20万元(約340万円)、40万元(680万円)、500万元(約8500万円)、300万元(約5100万円)。大気汚染を理由に都市に対して罰金を科すケースは中国で初めてで、罰金は都市の大気汚染対策に充てられる。