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TPP参加で日本はうまい汁を吸うのか、それとも吸われるのか (3)

 だがこれも安倍氏の一方的な願望に過ぎないようだ。

 安倍氏は日本がアジア太平洋経済を主導することを望んでいるが、米国もそうだろうか?

 TPP調印による最大の勝者が米国であることを研究ははっきりと示している。日本が参加した場合、米日のGDPはTPP加盟国全体の91%に達する。オバマ大統領もTPP加盟によって輸出が11%伸びると見ている。このことから、オバマ政権がTPPを推進する目的が、これをてこにしてアジア太平洋地域全体の経済的主導権を掌握することにあることがわかる。

 オバマ政権の通商担当高官は日本の交渉参加決定を歓迎する一方で、いくつかの重要な問題において日本は譲歩せざるを得ないだろうと示唆した。

 安倍氏は農産物の関税維持を条件に交渉に参加する。だが他の国々がすでに合意した条項を変えることが、本当にできるのだろうか?安倍氏自身、挽回の余地は小さいと認めている。

 たとえ交渉が望み通りにいかないと気づいても、脱退するわけにはいかない。国際的慣例では、方策を講じて交渉に参加した後にまた脱退しては、日本は今後のFTA交渉で国際的信頼を失うことになる。

 共同通信は、方向性を誤った場合、安倍政権にとって大きな打撃となるだけでなく、国民全体にも大きな負担をもたらすことになると推測している。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年3月20日

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willy0857   2013-03-2058.247.7.*
アメリカが日本のTPP参加を強く求める狙いとは、日本の農業品の関税撤廃ではなく、日本の金融資産の運用自由化だ。工業分野で進んでいる日本はTPP参加で有利になるだろうが、金融分野ではアメリカが数段先を行っている。TPPを利用して、JAの金融資産を開放し、これを我が物にしようとするアメリカン・ユダヤの薄汚い企みだ。
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