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中国のブロードバンド 速度が遅く料金が高い理由とは? (2)

 通信キャリアにとって、ブロードバンドの普及と実際の接続の間に一定の障害が存在している。その中で不動産管理会社が重要な役割を演じている。中国工業・情報化部(工業・情報化省)は文書を発表し、2013年4月1日より、新築される団地に光ファイバーを普及させるよう求めた。しかし既存の古い団地の光ファイバー改造は、不動産管理会社からの「妨害」にあいやすい。

 同時に市民は通信キャリアの事業を理解しておらず、反感を抱いている。

 農村部にとって、ブロードバンドの普及と通信速度上昇のカギは資金となっている。

 通信キャリアが苦しみを吐露する一方で、人々も通信キャリアに多くの不満を持っている。問題の焦点は、価格と通信速度の実感に絞られている。

 多くのユーザーにとって、ブロードバンドの価格は割安とは言えない。一部の消費者はバンド幅のより広い二級通信キャリアを選択している。また大きな価格差により、一部のユーザーは一級通信キャリアのブロードバンドサービスの質は高いが、それが価格に割高に反映されており、コストパフォーマンスが低いと感じている。

 また一部のユーザーが実感している通信速度と、通信キャリアの称する通信速度との間には差が存在している。中国消費者協会のデータによると、2013年上半期に全国の消費者組織が受理したクレームのうち、インターネット接続サービスのクレーム件数がサービス業全体の3位となった。専門家はこれに対して、「ユーザーの通信速度の実感には複雑な要素が存在する。これはユーザーの回線の質、ユーザーのアクセスするコンテンツ源の位置、通信キャリアの負荷処理能力、ユーザーのアクセスするコンテンツ源のサーバーの負荷状況と関連している」と説明した。しかし業界関係者は記者に対して、「50Mbpsの通信速度を自称している団地は、最高でも20Mbpsのブロードバンドしか提供できていない」と明かした。

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