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餃子の街・宇都宮で「餃子のビーナス」像に対面

中国メディアが見る日本
JR宇都宮駅前の街のシンボル−――餃子像

 JR宇都宮の駅前に、この街のシンボルとなっている「餃子像」が立っている。

 高さ1.6メートル、重さ1.7トンの石像は市の特産である大谷石を削りだしたものだ。石像の形はまさに妙趣に富んでおり、ビーナスの女神は餃子の皮で包まれている。このため、人々からは「餃子のビーナス」という通称で呼ばれている。この石像は、市の経済振興の一環として、宇都宮市が餃子の街であることを特化するために1994年に立てられた。環球網が伝えた。

 朝日新聞の報道によると、実は宇都宮市が「餃子の街」というイメージを打ち立てたのはここ20年程のことだという。宇都宮の餃子の名声は今では広く知られ、宇都宮市の商業観光費や宣伝費をまかなっている。1990年当時、宇都宮市の広報担当だった塚田哲夫さん(57歳)は宇都宮独自の観光資源を見つけ出すことに苦心していた。ある日、雑誌を読んでいると、宇都宮市の餃子消費量が全国一位であることを偶然知り、餃子がこの街に活力をもたらすことができるかもしれないと思い立った。

 当時、宇都宮市役所でこの意見に同意する人は非常にわずかではあったが、塚田さんと意見を共にする同僚たちは一連の行動を展開していった。塚田さんたちは200人の市民に餃子を何回食べるか聞き取り調査を行い、さらにラーメンで発展した地域の事例を研究した。 

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