チャットアプリ「微信」が台湾で大人気
最近、台湾の街角のあちらこちらで歌手の楊丞琳と羅志祥がイメージキャラクターを務めるチャットアプリ「微信」(WeChat)の広告を見かける。この1億の台湾ドル(約3億円)を超える費用が投入された広告は、大陸資本企業・騰訊(テンセント)の、設立からわずか3カ月ほどの台湾子会社がうち出したものだ。微信アプリは発売から3日で、台湾のアプリダウンロードランキングで1位に躍り出た。「経済日報」が伝えた。
騰訊は台北市の101階建てのビルに子会社を設立した。子会社の譚楽文主管によると、微信は利用者との密着度が高いアプリケーションソフトで、台湾の1千万台を超えるスマートフォン(多機能携帯電話)のどれでもダウンロードが可能であることから、友人同士がやり取りしてチャットを楽しむソフトとして定着しつつある。微信の現在の台湾での発展では、ユーザーエクスペリエンス(利用者の体験)が中心に置かれ、消費者のニーズに対応するための改善が発展目標のトップに据えられている。
騰訊の台湾子会社は昨年9月に設立されたばかりだ。それから2カ月も立っていない11月9日には台湾市場への進出を明らかにし、ただちに大規模な宣伝を開始。テレビ広告、新聞広告、屋外看板、街頭宣伝などを盛んに行って、知名度を急速に引き上げ、利用者を増やした。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年1月22日