優酷「2013年はモバイル動画の商用化元年」 (2)

　ある業界関係者によると、マルチスクリーン時代の到来に合わせて、モバイル端末による動画の利用規模が増大し、市場シェアが拡大するかどうかは、モバイル端末のデザインや使い勝手によって決まる部分が大きいという。

　優酷のモバイル端末は優酷動画データベースを基礎にしており、携帯電話利用者も優酷の利用者として動画を評価することができ、より効率よく動画の視聴を選択することができる。好きな動画を友人と共有することも可能だ。このほか、利用者は動画をキャッシュに保存してオフラインで視聴することもできる。優酷は春節（旧正月、今年は2月10日）前後にサイト視聴向けの新型モバイル動画端末を打ち出す予定だ。

　またモバイル動画視聴時間の断片化が、プラットフォームの枠を超えた同時視聴に高い要求をつきつけている。これについて優酷はセーブ・ロード方式（SL。データの保存と読みとりを継続的に行い動画視聴速度の安定を保つ方式）を採用して対応する。

　優酷には複数の動画プラットフォームがある。孤立しているものはなく、すべてオープンで連動している。利用者はどの端末で動画を視聴しても、別の端末で視聴の記録を読みとることができる。視聴した動画や前回停止した位置の記録も見ることができる。（編集KS）

　「人民網日本語版」2013年1月31日