優酷「2013年はモバイル動画の商用化元年」
動画共有サイト「優酷網」のモバイル端末による一日あたりの動画視聴数が1億回を突破し、有効な利用者の数も1億件を突破した。現在、国内には携帯電話によるインターネット利用者が4億2千万人おり、優酷のモバイル端末の浸透率は25%に達する。動画視聴者がモバイル端末に乗り換えている状況に対応するため、優酷はモバイル端末のグレードアップやクラウドプラットフォームの構築に全力を注いで、モバイル動画の未来への賭けに出ようとしている。「北京商報」が伝えた。
中国インターネット情報センター(CNNIC)がまとめた最新のデータによると、昨年12月末現在、携帯電話でネットに接続する利用者は4億2千万人に達した。モバイルネット利用者4人のうち1人はモバイル端末で優酷の動画サイトを見ているという計算であり、そしてこの数字は上昇傾向にあるという。
動画サイトのモバイル化について、優酷土豆集団の古永鏗董事長(会長)兼最高経営責任者(CEO)は自信をもっているといい、モバイル利用者が1億件を超えたことにより、2013年モバイル動画サイト商業化元年の幕が開けることになるとしている。
優酷の利用者に関する内部データによると、モバイル端末利用者はパーソナルコンピューター(PC)利用者よりも集中レベルが非常に高い。PCとの操作性の違いから、モバイル端末利用者は動画を一時停止したり、閉じたりする率が非常に低く、広告の表示効果も相対的に高いという。
同データによると、モバイル端末利用者の中心はホワイトカラーのサラリーマンと学生で、高い消費力を備えたホワイトカラーは最新型のモバイル端末を喜んで購入する傾向があり、動画サイトの有料サービスの潜在的なお得意様だ。こうした点から考え、動画がモバイル化に向かうのは必然的な流れだといえる。