リメークレシピが日本でブーム 新たな成長源に
食べ残しを捨ててしまうのはちょっともったいない。日本ではうまく利用し、別の料理にして食べる人が少なくない。残り物や余り物がおいしい料理に変われば、食べ物の無駄が減るし、時間の節約にもなる。最近このような「リメークレシピ」が日本で流行中で、台所を預かる主婦に人気があるだけでなく、食品メーカーも売上の新たな成長源になると注目している。新華網が伝えた。
▽残り物を再調理
千葉県野田市の会社員・窪田葉子さんは、リメークのレシピ本を参考に、残り物の切り干し大根の煮物と塩もみキュウリを混ぜ合わせ、マヨネーズをかけてゴマをふり、さっぱり味のサラダを作った。「醤油でもマヨネーズでもおいしくできる」という。日本の共同通信社は26日にこんな話を伝えた。
このサラダは野田さんの娘の大好物でもあり、野田さんが日本のレシピサイト「クックパッド」に投稿したレシピは非常に好評だという。
クックパッドにはもう一つの人気リメークレシピがある。東京都のクラフト作家・田畑聖子さんによるもので、残ったごはんで「お焼き」を作る方法を紹介している。レシピはこうだ。余り物のごはんに小麦粉と水を入れて混ぜ、底の平らな鍋で焼き、砂糖醤油を数滴たらせばできあがり。主食にもなるし、子どものおやつにもなるという。
▽レシピが人気
田畑さんはよく残り物・余り物をリメークして別の料理に仕上げ、野菜の皮も捨てないで利用する。できるだけ食材を無駄にしないようにすれば、生ゴミも減るし、食費の節約にもなるという。
多くの主婦がリメークレシピのメリットを知り、残り物・余り物をどうやって利用しようかと頭をひねり、ネットワークで体験を他の人と共有している。クックパッドの運営会社によると、今年7月末時点で、投稿されたリメークレシピの数は8千件に迫ったという。