中国とアフリカの貿易額 2012年は約2000億ドルに
中国国務院新聞弁公室は29日、「中国とアフリカの経済貿易協力白書(2013)」を発表し、中国とアフリカ諸国の経済貿易協力で得られた最新の進展を全面的に紹介した。人民日報海外版が伝えた。
同弁公室は2010年に初めて白書を発表し、中国とアフリカの経済貿易協力の関連状況を紹介した。今回発表された同白書は主に、近年の中国とアフリカの経済貿易協力によって得られた最新の進展を反映した。同白書の全文は1万2000字に達し、中国とアフリカの貿易の持続可能な発展の推進、投融資協力のレベルアップなどを全面的に示し、経済貿易協力を大々的に推進し、共同発展の成果を模索した。
同白書によると、中国とアフリカの2012年の貿易総額は前年比19.3%増の1984億9000万ドルに達し、過去最高記録を達成した。そのうち中国の対アフリカ輸出額は16.7%増の853億1900万ドルに、アフリカからの輸入額は21.4%増の1131億7100万ドルに達し、いずれも新記録を更新した。
同白書はまた、中国企業が2012年にアフリカで完成した請負プロジェクト業務の営業額は、2009年比45%増の408億3000万ドルに達し、中国が完成した対外請負プロジェクト業務の営業額の35.02%を占めた。アフリカは4年連続で、中国にとって2番目の対外請負プロジェクト市場となった。
同白書は、「中国はアフリカとの交通・通信・国民生活などのインフラ整備の協力を引き続き深化し、『アフリカの国・地域を跨ぐインフラ整備協力パートナーシップ』を推進し、双方の地域一体化に関する交流と協力を密接にし、アフリカ全体の発展能力の向上を支援する」とまとめた。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年8月30日