中国の健康サービス業界 8兆元規模のチャンス
--中国投資情報 中国国務院が14日発表した「健康サービス業界発展促進に関するいくつかの意見」(以下、「意見」と略称)では、2020年には、基本的なライフサイクル全般にわたる健康サービス業界の体系を構築し、健康サービス業界の全体的な規模を8兆元以上にすると打ち出されている。業界関係者や機関投資家からは、中国国内の医療衛生業界が今後、大きな変革と全く新しい投資チャンスを迎えるだろうと期待を集めている。経済参考報が伝えた。
「意見」は中国初の健康サービス業に対する指導的な意見書だ。健康サービス業界には、医療サービス、健康管理促進、健康保険と関連サービス、医薬品、医療機器、保険用品、保険食品、健康器具などの関連産業も含まれる。
健康サービス産業を大きく発展させるため、「意見」は主に5つの点について提案している。
1.市場の開放、「禁止されていなければ参入できる」 すべての法律法規で明らかに禁止されている領域でなければ、社会的に資本開放でき、その下記法領域を拡大していける。リハビリ病院、老人用病院、小児用病院、介護病院など切迫した不足が叫ばれる医療機関のプラン、開所、就業資格、保険指定などの審査手続きの簡素化する。非公立医療機関の水道、電気、ボイラーの使用について、公立と同列の価格設定にする。
2.金融機関に健康サービス業界の特徴に合わせた新しい金融製品やサービスの提供を奨励し、条件に合った健康サービス企業の上場のための融資や債券発行をサポートする。
3.健康保険の発展。基本医療保険に関連する商業健康保険の発展を奨励し、商業保険会社が都市住民の疾病保険を請け負うよう推進する。積極的に長期の介護ビジネス保険や健康管理、年金などのサービスに関連した商業健康保険製品を推進する。