発展する中国サービス貿易　アウトソーシングも盛ん

　ここ数年来、中国ではサービス貿易が緩やかに発展し、規模は急速に拡大し、国民経済に占める地位と役割がますます突出するようになった。世界貿易機関（WTO）がこのほど発表した世界各国のサービス貿易ランキングによると、昨年の中国のサービス輸出入は前年に続いて成長傾向を示し、輸出入総額は4705億8千万ドルに達して世界3位となった。サービスのアウトソーシングもより急速に発展して、国際競争力が強まり、雇用を引き込む力がますます高まっている。「人民日報」が伝えた。

　商務部（商務省）サービス貿易・商貿サービス業司の関連部門の責任者はこのほど開催された福州（国際）アウトソーシングサービスフォーラムの席で、2008年から12年にかけて、中国のアウトソーシングサービス企業が請け負ったオフショアアウトソーシングサービスの執行額は46億9千万ドルから336億4千万ドルに増加し、年平均増加率は60％を超え、中国は一躍、世界2位のアウトソーシングサービス請け負い国となったことを明らかにした。また世界のオフショアアウトソーシングサービス市場全体に占める割合が08年の7.7％から、12年は27.7％に増加したという。

　同部がまとめた統計によると、12年に調印されたアウトソーシングサービスの契約は14万4636件に上り、契約額は612億8千万ドルで前年比37％増加し、執行額は465億7千万ドルで同43.8％増加した。このうち国際アウトソーシングサービスの契約額は438億5千万ドルで同34.4％増加し、執行額は336億4千万ドルで同41.1％増加した。12年末現在、中国には2万1159社のアウトソーシングサービス企業があり、従業員は428万9千人に上り、このうち大学（大専を含む）卒業以上の学歴をもつ人は291万人で67.8％を占めた。（編集KS）

　「人民網日本語版」2013年5月30日