中国1月サービス部門PMIが上昇 経済回復を反映
HSBCが2月5日に発表したデータによると、1月の中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)は54.0と、前月から2.3ポイント上昇し、昨年9月以来の最高値を記録した。国際金融報が伝えた。
1月の中国サービス部門PMIの上昇幅は、4カ月ぶりの最大となった。多くの調査対象企業は、経営活動の拡大、新プロジェクト・新規受注の増加をその理由とした。1月の新事業は前月より増加し、増加率は8カ月ぶりの最大となった。
中国サービス業の雇用規模が1月も拡大を続けた。その増加率は前月より低下したが、高い増加率を維持した。調査対象企業の7%は従業員数を増やした。これは生産の需要増と関連している。
ただし、サービス業の平均価格は昨年12月に小幅上昇したが、1月に反転し低下した。
HSBC中国担当チーフエコノミスト兼経済研究アジア太平洋連席主管の屈宏斌氏は、HSBC中国サービス業PMIおよび総合PMIデータについて、「新規受注の増加、製造業の回復に伴い、サービス業の事業拡大ペースが加速するだろう。雇用の安定増、経営の先行きに対する期待感もまた、サービス業の成長がさらに改善される可能性を示している。2012年第4四半期の底打ち・上昇の後、中国経済の回復傾向が安定化しつつある」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年2月6日