北京の今年の新卒大学生の平均月収は4746元
16日午前に発表された「2013年北京大学新卒生の就業情勢報告」のデータによると、今年の各都市の大学新卒生の就職先の競争指数で北京は広州、深セン、蘇州、上海に続く5位にあることが明らかになった。北京の競争指数は96で、広州より19低くなっている。
この競争指数の図を見ると、伝統的に人気の都市「北京、上海、広州、深セン」が依然として新卒生に最も人気の都市となっている。こうした都市からの流失傾向はまだ形成されておらず、新卒生にとって大都市は依然として就職における理想の地であり、これら大都市での競争の激化をまねく要因の一つとなっている。
同報告によると、今年の重点都市の平均月収トップ5位は上海、北京、深セン、広州、杭州となっている。北京の新卒生の平均月収は4746元で、上海の4859元に続く2位である。
専門家は、現在のような競争の局面下では大学生は2線の省政府所在都市で発展のチャンスを求めることも検討すべきだとアドバイスしている。こうした都市は経済発展の時期にあり、生活コストも低く、就業面で悪くない選択だ。
同報告によると、今年の北京の様々な性質の企業における新卒生の就業競争指数は異なり、上場企業や国有企業などが最も人気を集めている。そのうち上場企業は新卒生の募集は少ないものの競争は最高となっており、最も競争が激しい就職先である。国有企業は募集が多く、申請者も多い。民営企業は募集は最大となっているが、競争指数は最低である。知名度や規模などの影響を受けて、新卒生は民営企業を敬遠する傾向にある。
また北京市の業界別に見た就業競争指数の上位3位は、エネルギー・採掘・地質・石油加工、加工製造・機器設備、貿易・卸売・小売業、となっている。
専門家は、ここ数年の新興業界の急速な発展にともない、必要とされる人材も急激に増加しているため、求職者はこうした業界に注目するのもよいとアドバイス。分業やサービスの細分化を受けて、1線業界のポストのニーズも拡大している。法制晩報が伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年6月17日