台風30号がフィリピンに大きな被害 100人近くが死亡
強い勢力を持つ台風30号(ハイエン)がフィリピン中部に大きな被害を与えている。被災地区の警察は10日、今回の台風で現地での死者は1万人近くにのぼる見とおしだと明らかにした。中央テレビ局が伝えた。
台風30号は8日早朝、フィリピン中部の東サマル州に上陸。中心の最大風力は時速314キロメートルに達し、今年最大規模の台風となった。国連のある係員によると、台風30号の破壊力は2004年のインド洋の大津波に匹敵するという。
フィリピンの国家災害対策本部は10日夜、同日夜7時までに台風30号により少なくとも229人が死亡し、41の州が被災、被災者数は950万人近くにのぼると伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年11月11日