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人民網日本株式会社事業案内  更新時間:13:57 Nov 07 2013

他人への信頼感の上に成り立った日本人社会に見る「日本人の矛盾」

初めて日本を訪れた中国人の体験記

 このほど日本を初めて訪れたある中国人観光客は、1週間というごく限られた時間ではあるが、実際日本に触れる中で、日本と中国の異なる社会の雰囲気を感じ取った。この観光客の目には、日本の建築物は中国と同様東アジア的な特徴を持っており、日本人も、中国人と同様に黒い髪と黄色い皮膚を持つ人種で、日本語も半分以上が中国と同じ漢字を持っているように映った。特に文字にいたっては、例えば街角の標識や店舗の看板などの意味がわかったり、或いは推測することができるほど似ている。しかし、それでもこの観光客は新鮮な感覚を受けたようだ。それは、爽やかで澄んだ空気や清潔な道路、レストラン、のんびりとした豊かな農村、秩序を厳格に守り、お辞儀をするなど礼儀正しい日本人の国民性などに対するものだ。特に何度か温泉につかったことで、この観光客は日本人のきれい好きなところや、人と人との間の相互信頼の強さを感じたようだ。南方日報が伝えた。

 (以下はブログに投稿された文章を編集したもの)

 ■洗面器や浴場を他人と共有する日本人

 温泉につかる際には、まず最初に身体を丁寧に洗う。さもなければ、温泉の水を汚してしまうからだ。浴場の様子は、私が幼い頃の中国北部の公共浴場にどこか似ている。しかし、異なるのは、日本の温泉は非常に清潔であり、まったく嫌な臭いがしないことだ。それぞれの洗い場には資生堂や日本の伝統的な馬油や北海道特産の柿から作られた様々なブランドのボディシャンプーやシャンプー、コンディショナーなどが並んでいる。さらには、毛穴の汚れをしっかり取るクレンジングや臭いをとる炭石鹸などが置いてある。身体は座って洗う。白いプラスチック製の椅子と、白い洗面器、硬い毛で出来た足裏を洗うブラシなど、すべての場所にこれらの道具一式がセットしてある。我々は小さい頃からタオルと洗面器は人と一緒に使用してはいけないと教わってきたが、ここでは郷に入れば郷に従えで、小さな椅子に腰掛けて身体を洗うことにした。そして、この椅子と洗面器が非常に清潔であることに気付いた。恐らく、前回使った人が使用後、自分できれいに洗っているようだ。なぜなら、大きな浴場ではたった一人の従業員しか見かけなかったからだ。この従業員はバスタオルを支給するサービスを担当しており、誰かが助けを求めたときだけ対応する。(私の浴衣の帯はこのおばさんに締めてもらった。おばさんはこのような慣れない外国人を喜んで助けてくれる)。

 日本ではなぜ椅子に座って身体を洗うのかが最後にわかった。温泉につかりに来ている人は、我々日本の風情を味わいに来た外国人以外は、ほぼ全員が腰や背中が曲がり、皺も多く刻まれた高齢の日本人だった。確かにこのような高齢者たちを立たせて身体を洗わせるべきではない。日本は長寿国家であり、国民もかなり裕福だ。高齢になっても、このような時間とお金があり、生活を楽しむ余裕がある。

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