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青島市商務局の馬衛剛局長(右)から記念碑を渡される兼重清史さん(左) |
一つの都市の魅力を最も体現するものとは何だろう?もしかすると、高くそびえる摩天楼や、にぎやかで美しい街並みだったりするかもしれない。しかし、早くから開放・発展してきた青島に対して、ある外国人の口から出て来た言葉は、「第2の故郷」というものだった。この言葉には、あまりにも多くの感情やストーリーが込められている。人民日報海外版が伝えた。
「毎回出張から青島に戻ってきて、飛行機が空港に着陸する瞬間、いつも家に戻ってきたという感情が湧き上がる」。これは、青島で生活し、仕事をしてすでに十数年になる日本人の兼重清史さんの言葉だ。兼重さんは2003年に青島に移り住んで以来、ずっと金融の仕事に携わっている。兼重さんにとって青島はすでに第二の故郷であり、この土地で仕事、生活すると同時に、休みの時間を利用して山東省を巡り、「山東省古代史」という本を執筆している。
生活の中では時に偶然の巡り合わせというか、巡り合わせが必然的に思えることが起こるものだ。青島市が世界で初めて姉妹友好都市の盟約を締結した都市は日本の山口県下関市だが、兼重さんの「第一の故郷」がまさしく山口県で、「第二の故郷」が青島だということに縁を感じる。
兼重さんが働く銀行のオフィスで初めて兼重さんに会った。一見したところ、金融業界で働く人には見えない。それよりも、もっと文学的資質を持った人のように思える。パリッとしたスーツ、控えめな物腰、品のある話し振り、すべての言動に深い文学的素養が垣間見られる。
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