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蛟竜号 2013年の試験的応用航行を完了

 現地時間9月9日、有人潜水艇「蛟竜号」は太平洋北西部の中国大洋協会コバルトリッチクラスト資源調査区である采杞海山区の南側で、試験的応用航行の最後の潜水作業を実施し、初めてフジツボのサンプルを取得した。これにより、蛟竜号の2013年試験的応用航行の全3航行段階の科学調査がすべて順調に完了した。人民日報が伝えた。

 ◆最大潜水深度は2418メートル、海底生物の撮影に成功

 蛟竜号の試験的応用航行の最後の海底作業は6時間余りに及び、航行距離は約3キロ、深度変化は600メートル、最大潜水深度は2418メートルに達した。

 中国国家海洋局第二海洋研究所研究員、海洋生物学者の王春生氏は、「今回の潜水により、采杞海山の深度2100メートル以上の位置にはさまざまな海綿動物が存在することが明らかになった。これは海山の異なる面に棲息する生物の種類に大きな違いがあることを意味する」と説明した。

 現場指揮部総指揮の劉峰氏は、「第3航行段階では計5回の潜水を実施し、全3航行段階の任務を順調に完了した。潜水艇は潜水の全過程を通じて無故障を維持したほか、無故障の回収を実現した。設備は安定状態を維持しており、船員の健康状態は良好だ」と語った。

 6月10日に江蘇省江陰市を出港してから、蛟竜号は南中国海、太平洋北東部の中国多金属団塊調査契約区における科学調査を完了し、その後さらに太平洋北西部で第3航行段階の任務についた。

 采杞海山の潜水は第3航行段階で最後となる潜水であり、蛟竜号の2013年試験的応用航行を締め括る潜水でもある。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年9月10日

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