宇宙遠洋観測船「遠望5号」、57回目の海上観測制御任務を完了

人民網日本語版 2019年03月25日11:11

最後のケーブルが締まり、太平洋の予定の海域で「中星6C」衛星の海上観測制御任務を無事に完了した宇宙遠洋観測船「遠望5号」が22日昼、29日間の海上作業と1万カイリ近くの安全航行を経て、中国衛星海上観測制御部埠頭に停泊した。人民日報が伝えた。

説明によると、「長征3号乙」ロケットは今月10日、中星6Cを予定通りに打ち上げた。遠望5号は任務における唯一の海上観測制御ポイントとして、陸上観測制御のバトンを受け取った。各システムにおいては目標の発見がタイムリー、ターゲットの捕獲がスピーディーかつ正確、データの伝送が完全かつ有効で、任務全体の成功に貢献した。遠望5号は1万カイリを移動し、昼夜を分かたず作業した。船員は過酷な海の状況、激務、時差などの影響を乗り越え、任務の無事な成功を保証した。

遠望5号は太平洋・インド洋を20数回航行している。海上作業日数は累計1800日以上で、安全航行距離は40万カイリを超えている。有人宇宙事業、嫦娥月探査プロジェクト、北斗衛星測位システムを始めとする57回の海上観測制御任務を無事に完了し、遠望チームの数多くの記録を打ち立ててきた。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年3月25日

  

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