雲南省公安庁は、国家移民管理局の同意を経て、2019年1月1日より、昆明長水国際空港(昆明空港)で滞在144時間以内の一部国家の旅客を対象とした通過(トランジット)ビザ免除政策を実施することを明らかにした。同政策の対象となるのは、現在通過ビザ免除措置が適用されている53ヶ国。新華社が報じた。
雲南省公安庁政治部の郭品・主任は、「国務院は2018年11月2日、昆明空港が有効なパスポートおよび144時間以内の滞在が証明される第三国・地域への有効な乗継便の航空券を保有している外国人旅客に対し、通過ビザ免除政策の実施を認めている。対象となる旅客のビザ免除時間内における移動可能範囲は、昆明市の行政管轄区域内に限られる。昆明空港は、2019年1月1日より、滞在144時間以内の一部国家の旅客を対象とした通過(トランジット)ビザ免除政策を正式に実施する。適用対象国は、オーストリア・ベルギーなど欧州地域の39ヶ国、米国・ブラジルなどアメリカ大陸地域の6ヶ国、オーストラリア・ニュージーランドのオセアニア地域2ヶ国、韓国・日本・アラブ首長国連邦(UAE)などアジア地域の6ヶ国となっている」と紹介した。
雲南省公安庁出入国管理局の朱燕・副局長は、「これまで実施されていた滞在72時間以内の通過ビザ免除政策と比べると、滞在144時間以内の通過ビザ免除政策が適用される外国人は、最長6日間までビザなしで滞在が可能となり、商談・観光・親族友人訪問などにより多くの充実した時間を費やすことができるようになる。また、同政策は、国内の旅行各社が内容の詰まった観光商品を開発する上でも有利に働き、旅行市場が活性化されることで、ホテル業や飲食業などの関連サービス業の発展がけん引される見込みだ。外国人旅客が注意すべき点は、昆明市行政管轄区域内で活動するためには、入国後24時間以内にホテルへのチェックインを済ませなければならないことだ。また、やむを得ぬ事情が生じて滞在が144時間を超過する場合は、事前に出入国管理部門で関連手続きを行う必要がある」としている。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年1月2日
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