李克強総理(中共中央政治局常務委員)は27日、ボアオ・アジアフォーラムへの出席期間に、海南省の海口市を視察した。新華社が伝えた。
李総理は「『習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想』を指導として堅持し、全国両会(全国人民代表大会・全国人民政治協商会議)の精神を深く貫徹し、政府活動報告の定めた各任務を実行に移し、改革開放を一層推進し、市場参加者の活力を一層引き出し、発展と民生における難題を解決し、経済発展の原動力を増強し、人民大衆の獲得感を高める必要がある」と強調した。
数日後、中国は付加価値税の大規模な減税を実施する。李総理は海南金盤智能科技公司を訪れ、減税によって同社の税負担がどれほど減るか尋ね、「より大規模な減税の実施においては特に製造業の税率を大幅に引き下げる。これはより多くの利益が企業に留まるようにし、企業の発展への自信と能力を高め、さらに多くの雇用につなげるものだ」と述べた。
民生の改善においては介護・託児サービスの発展の加速が重要な課題だ。李総理は現地のデイケアセンターを訪れ、高齢者がどのようなケアを受けているか確認し、「介護・託児サービスは民生における突出した難題だ。自宅近くのコミュニティ介護・託児サービスの発展にはやれることがたくさんある。国はこれを力強く支持する。今年は家屋の使用、税の減免などで具体的な政策を打ち出し、社会の力をより多くコミュニティーに呼び込み、高齢者や子どもたちが安全で良質、便利で多様なサービスを受けられるようにする」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年3月28日