そして兵馬俑をテーマにした民宿について侯院長は、「私はとても嫌悪感を抱いた」と自身の意見をはっきりさせた上で、「兵馬俑を客室に飾り、宿泊客にどのように体験しろというのだろうか?これは中国人の伝統的な観念に反すると思う。そのため私はこのようなクリエイティブグッズの開発を進めようとは思わない」とした。
寝室に「兵馬俑」が飾られている民宿(資料写真)。
侯院長は、文化を生活の中に取り入れてこそ、真の意味でその文化が命を得るのだと思うとし、「クリエイティブグッズはやはり普通の生活と結びつけてこそ、その生命力を発揮し、本当の意味で家に持ち帰り、体験することができると思う」と指摘した。
そして、「完全な陶俑や副葬品を生活に関わる製品として作りだすべきではない」とし、その例として、「例えば博物館としては秦代のいくつか模様や装飾などを生活用品の中に取り入れるといったことを望んでおり、陵墓文化から距離を置いて、まったく新しい製品を創り上げてこそ、違和感が生じることを回避することができると思う」とした。(編集TG)
「人民網日本語版」2019年4月4日