8日に開幕した第13回中国河南国際投資貿易商談会において、新型ドローン消火・救援設備が各界の参加者から注目された。これは河南省猟鷹消防科技有限公司が先ごろ開発に成功したばかりの世界初の「猟鷹100型ドローン消火・救援設備」だ。同機は高層建築物の消火及び緊急救援の機能を一体化させている。科技日報が伝えた。
現場では一台の赤色の消防車が目立っていた。車の屋根には二重反転式ローター無人ヘリが置かれていた。ヘリの上の長さ4メートルのスプレーガン、機体にぶら下がる容量60リットルの消火タンクにより、これがドローンを利用し消火を行う大型消防設備であることがわかる。研究開発企業の責任者によると、今回展示された同設備は初の実証実験設備であり、二重反転式ローター無人ヘリ、3種の新型無人機専用消火装置からなり、山岳型、水域型、物資輸送、高空照明の4つの緊急救援ポッドを備えている。指揮・積載・輸送を一体化させた消防車の定員は5人。設備全体で2000リットルの高効率液体消火薬剤、容量60リットルの6つの消火装置、2セットの粉末消火弾投擲装置を搭載できる。高層建築物消火及び緊急救援の高い能力を持っている。
消防専門家で上級エンジニアの張万民氏によると、同設備は100メートル以上の高層建築物を屋外から消火する手段をもたらし、高層建築物の火災を速やかに消火することができる。また同設備のドローンプラットフォームが100キロの積載量、4時間にもわたる航続時間を持つため、緊急救援により空から物資を投入するルートを切り開くことができる。消防隊員の緊急救援時の安全リスクを効果的に縮小し、救助作業の効率を大幅に高めることができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年4月9日