このところ過大なプレッシャーが原因で、薄毛に悩む「90後(1990年代生まれ)」の若者が増えていると報じられた。ところがさらに驚くべきことに、彼らは薄毛だけでなく、老年性イボにも悩まされているのだという。
浙江省杭州市在住の28歳女性の呉さんは、顔の肌荒れに悩まされ、医師の診察を受けた。検査の結果は、彼女にとって極めて意外であり、かつ、驚くべきものだった。呉さんの病名は「脂漏性角化症」、つまり、俗にいう「老年性イボ」だったのだ。
杭州市中医院皮膚科の陶承軍主任医師は、「老年性イボは、皮膚の表面に繁殖する良性のイボで、外見を損なう以外には、身体への健康はほとんどない。だが、老年性イボは、40歳以上の中高年層に多く見られる症状で、呉さんのような『90後』の若者が発症することは極めて少ない」とコメントした。
陶主任医師は、「睡眠不足や日光に当たり過ぎることで、皮膚の老化が加速し、老人性イボが早く出てくる可能性も高くなる。予防するためには、日焼けを防ぐことが非常に重要だ」と続けた。
また、全身に老人性イボが突然発症するようなことがあれば、絶対に見過ごしてはならない。なぜなら内臓に腫瘍ができたサインである可能性が高いからだ。腫瘍は、様々な活性因子を分泌するため、これらの活性因子が刺激となって、皮膚に老人性イボが突然大量発生することがあり得るのだという。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年4月8日