中央財政から農産品供給チェーン構築に出資

人民網日本語版 2019年05月15日16:56

財政部(省)と商務部(省)は14日に「農村ビジネスの相互接続を推進し農産品供給チェーンを充実させることに関する通知」を共同で発表し、中央財政からの出資という方法を通じて、農産品流通企業や新型農業経営主体がそれぞれの実際の状況に合わせて、インフラを持続的に整備し、応用の新モデルと新技術を刷新し、農業ビジネスの相互接続を推進し、農産品供給チェーンの質と効率を向上させることを支援する方針を明確に打ち出した。人民日報が伝えた。

同「通知」によると、支援の対象には次の3タイプがある。1つ目は長期(2年以上)にわたる農産品調達合意を締結したか契約農業を発展させている農産品流通企業、あるいは新型農業経営主体。2つ目は生産段階、販売段階に産業チェーンを延伸し、「販売+生産」や「生産+販売」の一体化経営を実現した新型農業経営主体。3つ目は農産品流通企業と新型農業経営主体が出資や持ち株、合併買収(M&A)などさまざまな方法を通じて生産販売の優位性によって相互補完し、リスクと利益を分け合い共有する株式投資協力企業。

同「通知」によると、今後は社会資本に対する中央財政資金の誘導の役割を発揮させ、農産品供給チェーンシステムの弱い部分と重点分野を支援することになるという。各地の中央財政資金が支援する農産品の生産後の商品化処理施設およびコールドチェーンの割合は70%を下回ってはならない。支援が確定した省(自治区、直轄市)は、省区市ごとに2億元の資金が提供される。資金は2年間かけて提供され、2019年は省区市ごとに1億元が提供され、20年は活動の進展状況を踏まえて残りの資金が提供される。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年5月15日

  

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