「靖康元宝」は、靖康の変が起きた時期に鋳造された。
1126年から1127年にかけて、北宋の都・開封府が金軍に攻め落とされると、徽宗と欽宗の2人の皇帝と貴族や大臣ら3千人あまりが捕虜になり、多くの財宝も略奪された。この貴重な銅銭には、屈辱の歴史が刻まれている。