河南省鄭州市高新区趣園路に全長約100メートルの歩道がある。この歩道は、中国古代各王朝に使用されていた貨幣で舗装されており、中原地区でもっとも「金持ち」な道路だと市民から呼ばれている。「お金の道」は、道行く人々がこの上を通ることから、同地の名物スポットとなっている。鄭州晩報が伝えた。
〇「古銭」が敷き詰められた歩道、全長は150メートルあまり
趣園路は、「趣園」と呼ばれる街心公園の南側に位置する、幅わずか数メートルの裏通りになる路地で、通行人も少ない。この道路のうち、全長150メートルあまりの区間には、「古銭」をかたどった石が敷き詰められており、それらはいずれも、厚みのある青石の上に「古銭」のデザインが彫られたものだ。これらのうち最も大きい貨幣は「万暦通宝」で、直径約1.5メートル、小さいものはわずか約1尺(26センチ前後)、成人の足のサイズほどだ。刃形や鼎形の古銭も少なくないが、最も多いのは丸型で四角い穴のあいたものだ。これらは隙間なくぎっしりと並べられており、1枚1枚すべてに字が書かれている。
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