自動車産業の専門家・鍾師さんは、「クラウンは今や中国で徐々に市場の周辺に追いやられているニッチ車両であり、販売量の寄与はごくわずかだが、輝かしい歴史をもつ車両でもあり、一汽トヨタにとって、今でもシンボル的な価値がある」との見方を示す。
業界関係者は、「これまでの何回かのリコールに比べ、部品の取り付けが不適切といった低レベルのミスがクラウンのような高級車種に大規模に発生したことの背景には、当該車種の生産システムに混乱があるのかもしれない。さきに『新旗艦車種』アヴァロンが登場して、一汽トヨタのシステムにおけるクラウンの位置づけが低下したところに、今回は低レベルのミスで大量のリコールが起きた。クラウンの市場での可能性はさらに打撃を受けることになるだろう」と話す。
注目されるのは、今回のリコール対象になったクラウンはここ数年、さまざまな問題が生じてトヨタがリコールを繰り返してきた車種であり、リコール対象車数がすでに16万台を超えたことだ。ダストカバー、ブレーキマスターシリンダー、音声信号増幅装置などの部品に問題が起きている。09年からは「アクセル問題」が続き、世界でたびたびリコールを行っている。巨額のリコール費用や訴訟費用や罰金により、トヨタの損失は大きく膨らんでいる。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年7月16日
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