上海市都市農村建設及び交通発展研究院がこのほど発表した報告によると、2018年に上海市の乗用車保有台数(上海市で登録された乗用車と、上海市以外で登録されたが長期間上海市にあるものを含む)は500万台を突破した。中でも新エネルギー車の登録台数が急速に伸びている。
2018年に上海市の乗用車保有台数は511万台に達し、前年比42万台増加した。2017年は前年比46万台の増加だったので、2年連続で伸びが鈍化した。上海市以外で登録されたが長期間上海市にある乗用車は163万台で、前年同期比12万台増えた。新エネルギー車の登録台数は7万台を超え、前年同期比20%増加。累計保有台数は24万台で、普及総数で中国の他の都市をリードしている。
上海市は車両の保有台数が増える一方で、使用頻度は下がり続けている。乗用車の平日の使用率は74%で、前年同期比約1.5ポイント下がり、移動回数は1日あたり延べ1.85回だった。新たに登録された車両の使用率は低く、50%前後だった。
車両数の増加による駐車場不足を受けて、上海市は現在、駐車総合管理の最適化に取り組んでいる。1つには、公共駐車場の駐車料金改革を進めている。もう1つには、居住者の駐車問題を解消すべく、2018年に駐車資源共用モデル事業を立ち上げ、6513台分の共用駐車スペースを新たに確保した。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年4月5日