定年退職したら、魚をたくさん食べて病気予防に励もう!

人民網日本語版 2019年07月15日16:04

「週1-2回、魚を食べると健康増進に役立つ」ことは、各国の栄養学専門家の間では共通認識となっている。「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル (BMJ)」にこのほど発表された最新研究によると、定年退職した人々が魚を多く食べると、病気に罹患する確率が4分の一まで低下するという。生命時報が伝えた。

米タフツ大学研究員のハイディ・ライ博士が率いる研究チームは、平均年齢74歳の成人2622人を対象とする22年間に及ぶ追跡研究を行った。研究期間中、彼らの89%は、「何らかの病気に悩まされ、たびたび病院に足を運び診察を受ける」状態だった。一方、「心身ともに健康で、病院に行くことは滅多にない」と答えた高齢者は11%にとどまった。研究チームが参加者のライフスタイルについてさらに踏み込んで分析したところ、サーモンやサバ、イワシなど深海の油ののった魚を好んで食べる高齢者は、血液中のオメガ3脂肪酸レベルが平均を上回っていることが判明した。オメガ3脂肪酸レベルが高い高齢者は、認知症、心臓病、がんなど老化と深い関係がある病気に罹患するリスクが、同年齢の人より約24%も低かった。

ハイディ・ライ博士は「今回の研究によって、定年退職した高齢者が魚を日常的に摂取することには、多くのメリットがあることが実証された。というのも、オメガ3不飽和脂肪酸は、血圧や心拍数を調整するのに有益に働き、炎症を抑え、心や脳の健康の改善に役立ち、視力を強化するなど、質の高い幸福な晩年を過ごす上で極めて重要な働きをしているからだ」と分析した。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年7月15日

  

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