中国初の無人機搭載ドロップゾンデで台風を観測へ

人民網日本語版 2019年07月16日14:28

中国航天科工集団第二研究院第23研究所が独自開発した中国初の無人機搭載ドロップゾンデシステムが、中国気象局気象観測センターでペイロード検収を受けているところだ。今後1−2カ月以内に同システムは正式に台風の観測に用いられる。同設備は超長距離風力データ観測に用いることができる。7月上旬に無人機からの投下テストが行われた。淮北から離陸し、桂林でデータを受け取ったシステムは安定性を示した。人民日報海外版が伝えた。

同システムは2018年5月13日に、中国気象局気象観測センター海洋気象観測1期プロジェクトの実証実験を順調に完了した。無人機に搭載されたドロップゾンデは高空から投下後、気象要素データを地上観測室に伝送した。製品の性能が検証され、中国国内の大型無人機を使った初の気象観測となった。

中国気象局気象観測センター基地室の張雪芬センター長によると、同システムは主に大気の気温、湿度、風速、風向きなどの気象要素の観測に用いられ、設計が複雑になっている。バルーンを使用したものよりも指向性が高く、ロケットよりも応用範囲・エリアが広い。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年7月16日

  

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