中秋節(旧暦8月15日、今年は9月13日)の三連休が終わった。中国文化・観光部(省)の総合的な推計によると、今年の中秋節連休中における国内観光客数は延べ1億500万人に上り、前年同期比7.6%増加した。また、国内観光収入は同8.7%増の472億8千万元(約7200億円)に達した。人民網が報じた。
今年の中秋節連休期間中、中国全土では、家族や祖国への思いや伝統文化、地方色などを一体化させた祝賀イベントが相次いで開催された。統計データによると、五一(労働節)や端午節(端午の節句、今年は6月7日)の三連休と比較して、中秋節連休旅行では、二世代・三世代で旅行に出る人の割合が約14%上昇した。
〇中秋節の昔ながらの風習に特化した新スタイル
中秋節三連休中、観光客の76.4%は、その地元の特徴ある「中秋節」文化をテーマとしたイベントに参加していた。湖北省では、約200種類のさまざまな市民文化イベントが開催され、100万人以上の人々が楽しんだ。上海市では、博物館115ヶ所が無料開放を実施、延べ22万1900人が訪れた。また、黒竜江省芸術院団は、計151回に上る各種パフォーマンスを催行した。安徽省安慶市黄梅劇芸術センターは、「会場での上演+オンライン生放送」スタイルを導入、観客は、黄梅劇、徽劇、廬劇、泗州劇、淮北梆子劇など地方の伝統劇(節回し)24種類のユニークな魅力を堪能した。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年9月16日