北京の王府井で市民と記念写真を撮る「スキンヘッドの劉警長」(撮影・崔楠) 。
8月に起きた暴動で、郭警長は、暴徒に鋭く削られたトレッキングポールで頭を攻撃され、その時の傷跡が今でもはっきりと残っており、「警察隊に入って35年になるが、こんなことは初めてだ。香港地区が1日も早く平穏な状態に戻ることを願っている」と話した。もうすぐ定年退職の郭警長は、息子2人を連れて中国大陸部を訪問して、今の様子を見て回りたいと願っている。
北京の後海を観光する香港警察隊の代表(撮影・崔楠) 。
代表団の中で最年少メンバーの胡瑞傑さん(23)は、「北京に来ることができるとは思ってもみなかった。初めての北京訪問で、記念式典に参加することができ、とても光栄で、誇りに感じている」と話し、劉警長と一緒に勤務していた時に、複数の暴徒の攻撃を受けた時のことを振り返り、「警察隊に入って約4年になるが、あんな事件に直面したのは初めてで、少し焦ったが、同僚らはプロフェッショナルで、その能力を信じていた」と語った。
香港国際空港で暴徒に殴打された環球網の付国豪記者と対面した劉警長。
そして、「香港地区の若者はとても才能があり、自分の考えも持っている。しかし、一部の若者は唆されて、道を踏み外している。そのような若者には冷静になり、自分のしていることが正しいのかよく考えてほしい。誰もが自分の行動の責任を負わなければならない」と呼びかけた。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年9月30 日