中国は5日午前1時43分、西昌衛星発射センターから「長征3号乙」(甲シリーズに属す)ロケットを使い、49基目となる北斗測位衛星の打ち上げに成功した。人民網が伝えた。
ロケット開発担当機関である航天科技集団有限公司に属する中国キャリアロケット技術研究院(以下「同研究院」)が明らかにしたところによると、今回の発射により、長征3号甲シリーズの打ち上げは106回目となり、今年10回目の発射でもある。10戦10勝の成績により、昨年の14回の打ち上げに続き、打ち上げ回数が再び10を上回った。
長征シリーズキャリアロケットは現在まで計317回打ち上げられており、うち長征3号甲シリーズは106回で、中国のキャリアロケット打ち上げの約3分の1を占めており、中国のキャリアロケットにおける「功労者」ともいえる存在だ。
軌道投入の精度が高く、適応力が高い長征3号甲シリーズの衛星軌道投入の精度は世界一流水準だ。ロケットは衛星を1基もしくは複数打ち上げることが可能で、標準的な地球静止遷移軌道への打ち上げのほか、超同期遷移軌道もしくは低傾斜角静止遷移軌道への打ち上げ、さらに深宇宙探査機の打ち上げに用いられることが可能だ。飛行中に横向きへの軌道変更や複数回のスピン、一定方向を向くことができる。衛星ユーザーの使用上の多種多様な需要を満たすことができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年11月6日
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