スーパー稲が高生産量であることは周知の通りだが、その味はどうなのだろうか。そしてその生産過程は自然にやさしいのだろうか。湖南ハイブリッド稲研究センターが発表した情報によると、中国工程院院士の袁隆平氏のチームが担当する第13次五カ年計画国家食糧豊作・相乗効果科学技術革新重点研究開発計画「湖南二期作稲通年グリーン・高品質・豊作・相乗効果技術集約・実証」プロジェクトに、新たな進展があった。プロジェクトの技術システムが統合する生物・物理などの非化学予防治療技術は、化学農薬の使用量を大幅に削減するほか、稲高品質・豊作、全過程機械化などの栽培技術と結びつけることで、稲の安全・高品質・豊作・相乗効果の全過程グリーン生産を実現した。二期作稲の今年の1ムー(1ムーは約666平方メートル)あたり生産量は平均1365キロで、全国の二期作稲の新記録を樹立した。科技日報が伝えた。
湖南省農学会が今年7月と11月に実施した早稲・晩稲現場生産量測定・検収において、早稲の1ムーあたり生産量は平均591.7キロ、晩稲は773.3キロとなった。合計1365キロで、中国の二期作稲の新記録を樹立した。この成績は一般的な二期作稲高生産量地域を約30%、湖南省の二期作稲の1ムーあたり生産量の平均を約50%上回った。また肥料及びコスト削減、経済生態効果も顕著だった。計算によると、早稲の1ムーあたり生産量は大面積栽培と比べ259.7キロ増加し、1ムーあたり623.3元(1元は約15.4円)の収入増があった。晩稲は290キロ増加し、1ムーあたり730.8元の収入増があった。通年で1354.1元の増収となった。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年11月21日