〇全国各地の多くの大学がダンスを通じて校風PR
実は中国国内で「Coincidance」を撮影・配信したのは何も北京大学が初めてではない。Coincidanceは無限ループになりやすい曲で、そのシンプルなメロディーと歌詞は人々を容易に「洗脳」してしまう。この曲自体はずいぶん前からネットで広く知られていたが、最近になって大学のダンスバトルが繰り広げられるようになり、ネットでブレイクしている。
北京では清華大学や中国人民大学、北京理工大学、中国伝媒大学、北京以外でも南京大学や哈爾浜(ハルビン)工業大学、湖南農業大学など各校が次々と「カスタムメイドバージョン」を発表。これら名門校の学生たちはダンスとミュージックビデオというコンテンツを使い、各大学のキャンパス文化を活き活きと宣伝。ますます多くの大学がこのダンスバトルに参戦するようになり、次第にネットで話題を集めるようになっている。
北京大学党委員会宣伝部の部長兼報道官の蒋朗朗氏は、「真の優等生は、勉強ができるだけではなく、さまざまな遊びにも長けている。90後(1990年代生まれ)や00後(2000年以降生まれ)といったネット原住民にとって、ショート動画で自分の生活を公開することなど容易いことだ。実際のところ、優等生の世界に存在するのは、勉学だけではないし、キャンパスライフは、それほど単一なものではない。Coincidanceは、まさに、彼らがバラエティ豊かなキャンパスライフを表現するための一つの手段といえる」とコメントした。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年11月26日