中国、自動運転耕うん・種まき機の開発に成功

人民網日本語版 2019年11月26日14:46

中国が独自開発した自動運転耕うん・種まき機が25日、江蘇省揚州市広陵区沙頭鎮の現場試験に合格し、今年正式に小麦の生産に応用されることになった。中国工程院院士で、揚州大学の張洪程教授は「これは我々が10年近くにわたり取り組み、2000万元以上(1元は約15.5円)の資金を費やし、各分野の専門家と農業の最前線で働く科学技術者たちとの共同研究開発によって取得した重大な科学研究成果だ。この設備の技術は中国初であり、世界的にもトップレベルにある。中国の農業技術の近代化・スマート化・高効率化発展を効果的にけん引することになる」と述べた。科技日報が伝えた。

試験現場で取材したところ、自動運転耕うん・種まき機は畑の中で自動的にUターン・カーブ・前進・バックを行った。1回の耕うん深度は22センチ前後で、均一的に肥料をまき、種まきの深さと幅が一致した。揚州市江都区高級農芸師の季章定氏は「このスマートでハイテクな農業作業機械は今後、稲や麦の生産で広く活用されると、農業生産の現状を根本から覆し、従来の時代遅れな作業方法を変えることになり、中国の稲・麦生産の新たな質的飛躍だ」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年11月26日

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