雲崗石窟研究院が5日に明らかにしたところによると、雲崗石窟第12窟3Dプリンティングプロジェクトが深セン市で、着色と総組立が完了した。12月末に浙江大学芸術・考古博物館でお披露目され、「世界を歩く」一歩目を踏み出す。新華社が伝えた。
山西省大同市にある雲崗石窟第12窟は「音楽窟」とも呼ばれ、5世紀に建造された。「前殿後室」の構造で、奥行きは14メートル、幅は11メートル、高さは9メートル。石窟内部は立体彫刻の形式が用いられ、古代の音楽家による盛大な上演のシーンが記録されている。
2018年山西省重点研究開発計画「雲崗石窟第12窟実物大3Dプリンティング複製窟プロジェクト」は、2017年3月に正式に立ち上げられ、着工された。雲崗石窟研究院と浙江大学文化遺産研究院は2年以上にわたり協力し、データ収集、構造設計、部分別プリンティング、着色など複数の技術を研究開発した。
雲崗石窟研究院デジタル化研究室の寧波室長は「レーザースキャナー、高画質撮影の方法により文化財のデータを記録した。石窟が大規模で貴重であることから、操作の全プロセスが容易でなかった。石窟の高さは10メートルに達するが、収集の精度は0.03ミリ級にしなければならなかった」と話した。
3Dプリンティング石窟の移動展示を実現するため、チームは軽い材料を選択した。また石窟を100個近くに分け、複数のコンテナに詰め輸送できるようにした。寧氏は「プリンティングされた石窟は実物大で、全体の体積は2000平方メートル以上に達する一方、重量は100トンから5トンになった」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年11月6日
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