WTO創設以来25年間、紛争解決制度は重要な役割を果してきた。パネル及び上級委員会は200件余りの紛争について裁決し、大多数が順調な解決を得てきた。だが現在米側は独断専行し、横暴に妨害して、上級委員会が麻痺に陥る結果をもたらした。これは多角的貿易体制の脆弱性を反映している。
だが国際社会は公平と正義を失ってはならない。特定の国や特定の人々に勝手な真似をさせてはならない。これは国際社会の圧倒的多数のメンバーに共通する心の声だと信じる。我々は117の加盟国が直ちに選出を開始するよう呼びかけ、圧倒的多数の加盟国が上級委員会の再開という強い政治的意思を表明したことに留意している。中国側は志や信念を同じくする圧倒的多数の国々と共に、引き続き上級委員会の直面する試練の解決を後押ししたい。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年12月12日