小寒が「小暖」に変わった上海 史上最高気温に

人民網日本語版 2020年01月07日16:08

二十四節気の「小寒」にあたる6日、上海では気温がみるみる上昇してまさに「どんでん返し」となり、観測史上最高気温の小寒の日となった。中国新聞網が伝えた。

極めて暖かく湿った気流の到来により、6日の上海は、朝方の最低気温ですでに12~14度に達していた。温かい南風が気温上昇のサインとなり、上海市気象局は、同日午後12時31分の時点で、徐家匯の気温が21.1度を記録し、気象観測史上最も暖かな「小寒」になったと発表した。

2020年最初の広範囲に及ぶ雨と雪の天気が幕を開け、中国各地で新年の初雪が観測された。一方、長江中・下流一帯では、気温の「乱高下」が起きた。

上海に住むネットユーザーは、「北方エリアの友人たちはこぞって、初雪の様子をネット上に投稿していたが、それを見る私は暑くて顔に汗をかいていた。このように気温が高い『小寒』は、『小暖』と名前を改めるべきだ」とぼやいた。また、長寧に住む付蓉さんは、「我が家で冬眠中のカメが土の中から出てこないかと心配している」とつぶやいた。

だが、暖かさは、気温の「乱高下」の序幕が開いた兆しに過ぎない。上海市気象局は、「現在、かなり強い寒気がじわじわ到来しており、国内の広い範囲に雨雪の天気をもたらしつつある。寒気が到達する前に、極めて暖かく湿った気流が押し出されたことで、湿度が上昇し、それにより『小寒』が『小暖』に変わるどんでん返しとなった」と説明している。

寒気が上海に近づくにつれ、強い南風が強い北風に変わって気温が急低下し、雨も伴う。気象部門は、「7日午後から夜にかけて強い寒気が到来する見通しで、それに伴い、上海の気温は急低下する」と予想している。8日の最高気温は8度までしか上がらず、気温の下落幅は寒波レベルに達する見込みだ。(編集KM)

「人民網日本語版」2020年1月7日

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング