李克強総理がトップを務める新型コロナウイルスの感染による肺炎対策の中共中央指導グループは2日の会議で、一部の省(自治区・直轄市)で感染症対策のために業務を柔軟に調整し、感染症対策と市場への供給確保をさらにしっかりと行い、武漢市及び周辺の重点地区を中心に湖北省に対する医療・感染症対策物資の支援を強化する方針を打ち出した。新華社が伝えた。
会議は、武漢市を中心とする湖北省の感染症対策物資需要を満たすことが最重要であることを指摘。「感染症の発生後、国は各方面から人的と物資を動員して支援してきたが、依然として湖北省では医療物資不足の問題が際立っている。医院の建設と病床の設置を加速し、医療チームの保障を強化し、全国の他の省(自治区・直轄市)から呼吸、重症、看護などの分野でハイレベルの医療要員をさらに多く派遣して湖北省を支援する必要がある。医療・感染症対策物資生産企業の操業再開と生産量達成を加速させ、武漢市と湖北省の他の重点地区の需要を優先的に満たし、湖北省の医療用マスクや防護服など重点医療・感染症対策物資の不足を急ピッチで補う必要がある。連携して対策に当たる国務院の各機関は自ら進んで責任を担い、調整を強化し、重点医療・感染症対策物資の生産・輸送における問題の解決を支援する必要がある。衛生健康委員会は重点医療・感染症対策物資の分類使用基準を速やかに整備し、限られた資源を的を絞って使用するための根拠を定める必要がある。深刻に不足している全ての物資について国の統一的管理を実施する。湖北省は医療・感染症対策物資の管理と最適な配置・使用をしっかりと行う必要がある」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年2月3日