マスクは?物資不足は?調整監督は? 工業・情報化部が回答 (2)

人民網日本語版 2020年02月03日14:45

感染症対策用物資の生産・振り分け・輸送の全プロセスのコントロールを確保

黄氏は、「共同防止・管理メカニズム物資保障チームは武漢における感染症対策のニーズを踏まえ、医療用防護服、医療用N95マスク、医療用ゴーグル、陰圧機能を備えた救急車、関連の薬品を統一的に管理し、統一的に振り分ける。工業・情報化部は一部の重点医療用物資メーカーに特派員作業チームを派遣し、その日に生産された重点医療用物資を統一的に引き取り、購入・保管する企業が輸送し、輸送から受け取りまで物流の状況を定時に調整・追跡し、クローズドループ型管理を実施し、感染症対策用物資の生産・振り分け・輸送の全プロセスがコントロールされるよう保証する」と述べた。

同部の最新のデータによると、2月1日午後12時現在、中国国内のメーカーが湖北省に送った医療用防護服は累計13万6千着に達し、このうち11万7千着が現地に到着した。医療用N95マスクは13万4千枚を送り、うち13万1千枚あまりが到着した。医療用ゴーグルは18万8千個を送り、うち11万個が到着した。

また同部は国家重点物資保障プラットフォームを開発し、医療用防護服やマスクなど7品目21種類の重点医療物資についてオンラインモニタリングを実施した。1月31日現在、企業400社あまりがモニタリングの対象になり、300社以上が毎日リアルタイムで情報を更新している。今後は、重点医療物資需給バランス・振り分け機能を最適化して、重点物資を保障する取り組みを着実にバックアップしていくという。

国際市場における調達・技術支援が拡大 市場ニーズを全力で保障

1月31日、CK258、MU5042、MU5052の航空3便が、韓国ソウルから中国上海に相次いで到着し、阿里巴巴(アリババ)が海外市場で調達したマスク50トン以上などの医療用物資を運んできた。これらの物資はすでに武漢第一線の病院に送られている。

EC企業の拼多多は中国郵政や順豊速運などと協力して湖北省に直結する12の地級市(省と県の中間にある行政単位)、27の県のグリーンチャンネルを通じ、物流の直接調達・直接輸送ルートを切り開いた。海爾(ハイアール)は世界各地から寄せられた感染症対策グッズを集め、感染地域に救急物資輸送ルートと物流サービスを無料で開通した……メーカーが積極的に再稼働すると同時に、プラットフォーマーは国際市場における調達を拡大して、市場ニーズを保障するよう全力を挙げている。

記者会見で明らかにされたデータによると、1月30日だけで、中国のマスク輸入量は2千万枚を超えた。

また科学技術企業はデータや人工知能(AI)などの技術を応用することで、感染症対策を全力でサポートしている。鉄道の北京清河駅では百度(バイドゥ)の複数の人の体温を同時にかつ迅速に測定できるソリューションが現場で応用された。AI画像の識別技術と赤外線熱画像技術に基づき、一定の面積内の人の行き交うエリアで複数の人のおでこの体温を急速にスクリーニングして、問題があれば警告を発することができるようになった。

同部は、「国際市場での調達の推進に力を入れ、中国と国際市場との標準のマッチングや転換を行い、輸出用などの医療物資を緊急に調整・利用し、また科学技術企業にビッグデータによる感染症対策の取り組みへの支援を強化するよう求めている」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年2月3日

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