2019年中国一定規模以上の工業企業の利益が3.3%減少

人民網日本語版 2020年02月04日10:03

国家統計局サイトによると、2019年には全国の一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)の利益は総額6兆1995億5千万元(1元は約15.5円)に上り、前年比3.3%減少した。中国新聞網が伝えた。

同年には一定規模以上の工業企業のうち、国有企業の利益は1兆6355億5千万元で12.0%減少、株式会社は4兆5283億9千万元で2.9%減少、外資系企業と香港・澳門(マカオ)・台湾資本企業は1兆5880億元で3.6%減少、民間企業は1兆8181億9千万元で2.2%増加した。

同年には採鉱業の利益総額が5275億3万元に上り、1.7%増加した。製造業の利益総額は5兆1903億9千万元で5.2%減少し、電気・熱エネルギー・ガス・水の生産・供給産業の利益総額は4816億3千万元で15.4%増加した。

同年には工業大分類41項目のうち、28項目の業界は利益総額が前年より増加し、13項目は減少した。主要業界の利益の状況は次の通り。電気・熱エネルギーの生産・供給業の利益総額は19.0%増加、専用設備製造業は12.9%増加、電気機械・器具製造業は10.8%増加、非金属鉱物工業は7.5%増加、農業副産物加工業は3.9%増加、汎用設備製造業は3.7%増加、コンピューター・通信・その他の電子設備製造業は3.1%増加、石油・天然ガス採掘産業は1.8%増加、非鉄金属精錬・圧延加工業は1.2%増加、石油・石炭・その他の燃料の加工業は42.5%減少、黒色金属(鉄・マンガン・クロム)製錬・圧延加工業は37.6%減少、化学原料・化学製品製造業は25.6%減少、自動車製造業は15.9%減少、紡績業は10.9%減少、石炭採掘・洗浄・選別業は2.4%減少だった。

同年には、一定規模以上の工業企業の売上高は105兆7800億元で3.8%増加し、営業コストは88兆9400億元で4.1%増加し、売上高営業利益率は5.86%で前年を0.43ポイント下回った。

同年末には、一定規模以上の工業企業の資産が総額119兆1400億元に上り、前年末比5.8%増加した。負債額の合計は67兆3900億元で5.4%増加し、所有者権益の合計は51兆7500億元で6.5%増加し、負債比率は56.6%で前年末比0.2ポイント低下した。

同年末には、一定規模以上の工業企業の受取手形と売掛金は17兆4千億元に上り、前年末比4.5%増加し、完成品のストックは4兆3283億8千万元に上り2.0%増加した。

同年には、一定規模以上の工業企業の売上高100元あたりのコストは84.08元となり、前年比0.18元増加し、売上高100元あたりの費用は8.97元で0.27元増加した。

同年末には、一定規模以上の工業企業の資産100元につき達成した売上高は92.4元で、前年末比2.1元減少した。1人あたりの平均売上高は141万1千元で10万8千元増加した。完成品ストックの在庫日数は16.9日で前年並み。受取手形と売掛金の平均回収期間は53.7日で前年末より2.0日長くなった。

19年12月には、一定規模以上の工業企業の利益総額は5883億9千万元に達して前年同期比6.3%減少した。11月は5.4%増加した。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年2月4日

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