有名なオリジナルアニメ「野萌君」の作者である微博(ウェイボー)アカウント名「陳小桃momo」さんが25日、全国各地のグルメキャラたちが武漢名物グルメの「熱乾麺」を激励するイラストの新作を再び発表し、ネットで大きな話題を集めている。人民網が伝えた。
新型コロナウイルス感染拡大という事態が生じ、湖北省武漢市には中国全土から次々と関心が寄せられるようになった。1月23日から武漢に通じる道路は封鎖されていたが、3月25日午前0時には、武漢市以外の地区から湖北に通じる道路の通行規制が解除された。これは、一時停止ボタンが押されていた湖北省が封鎖措置を解除されたことを意味している。
陳小桃momoさんが3月25日に発表したイラスト「熱乾麺が目を覚ました」(画像提供・陳小桃momo)。
このイラストには、武漢の象徴ともいえる名物グルメの「熱乾麺」が、手に小さな花を持ち、窓辺に立って、グルメキャラの仲間たちに手を振っており、「湖北重啓(湖北再起動)」の文字が添えられている。窓の外には、桜が咲き誇り、中国各地のグルメキャラたちが「熱乾麺」に向かって手を振り、非常に和やかなムードが漂っている。
作者の陳小桃momoさんは、「1月30日に発表したイラストとは異なり、『熱乾麺』の頭上からは湯気が立ち上っている。これは、湖北省に熱気が次第に戻り始めていることを示している。前回のイラストはややもの悲しいムードが漂っていたが、新しいイラストでは希望を感じ取ってもらえると思う。『熱乾麺』の都市は、だんだんと回復しており、皆は彼が退院して一緒にお花見を楽しめる日を待っている」とコメントした。
イラストの中には、人々の心に温かな感動を呼び起こすディテールが数多く込められている。陳小桃momoさんは、「病室の窓はすでに開け放たれ、全面的に閉鎖された隔離状態ではなくなった。『熱乾麺』もベッドに横たわった状態から、立ち上がれるまで快復した。各地グルメキャラの仲間たちは、まだマスクを着用してはいるが、窓の外からの視点に移し、前回の窓の外から『熱乾麺』のことを心配そうに見つめていた彼らも今は彼に元気よく手を振りながら、彼の一日も早い退院を待ちわびている」と説明した。(編集KM)
陳小桃momoさんが1月30日に発表したイラスト「熱乾麺頑張れ」(画像・陳小桃momo)
「人民網日本語版」2020年3月26日