博覧会国際事務局、2020年ドバイ万博の1年延期に同意

アラブ首長国連邦（UAE）の「Khaleej Times」紙によると、現地時間4月21日、博覧会国際事務局（BIE）執行委員会は2020年ドバイ万博の開催を1年延期し、会期を2021年10月1日から2022年3月31日とすることに同意したと発表した。「2020年ドバイ万博」という正式名称に変更はない。中央テレビニュースが伝えた。

「国際展覧会条約」第28条の規定に基づき、万博の開催期間変更には同機関構成メンバー国の3分の2以上の賛成が必要となる。そのため、4月24日から5月29日の期間に投票が行われる。ただし、現在新型コロナウイルス感染拡大により実際には会議での投票が不可能であることに鑑み、執行委員会はメンバー国に5月29日までにオンラインで投票するよう求める予定となっている。投票の結果メンバー国の3分の2以上の賛成が得られれば、2020年ドバイ万博の開催延期が正式に決定される。

東京オリンピックのほか、ドバイ万博は2020年の最も重要な国際イベントの1つだ。ドバイ万博は2020年10月20日から2021年4月10日の会期でUAEのドバイで開催される予定だった。190以上の国から数百万人規模の来場者が見込まれ、万博史上初の中東地域での開催でもあった。長年にわたって、ドバイ政府は万博の開催を重要な発展チャンスととらえ、数十億ドルを投じてインフラの建設と改善に取り組んでいた。（編集AK）

「人民網日本語版」2020年4月22日