広東医科大学が20日に明らかにしたところによると、同大学公衆衛生学院の倪進東教授のチームは統計学の技術を応用し、高齢者の多次元的な健康問題の潜在的な集約モデルを明らかにし、4種の衰弱亜型を初期的に区分した。この研究は学術誌「Aging(Albany NY)」に掲載された。科技日報が伝えた。
衰弱症候群は高齢者の生理的予備能の低下、抗ストレス能力の減退、または健康問題の蓄積による健康でも障害でもない状態だ。これにより抗ストレス能力が低下し、問題が生じるリスクが目立って増加する。
倪氏のチームは衰弱亜型の分類方法を模索した。従来の衰弱評価を踏まえた上で統計学の技術を応用し、高齢者の多次元的な健康問題の潜在的な集約モデルを明らかにし、4種の衰弱亜型を初期的に区分した。それぞれ、(1)多機能衰弱、(2)生理衰弱、(3)認知・機能衰弱、(4)心理衰弱となっている。同時に衰弱の免疫学的サイン及び発生可能なメカニズムの研究を行ったところ、Tfh細胞と3つの衰弱亜型の関連性を発見した。関連研究成果は「Aging(Albany NY)」の2020年2、3月号に掲載された。衰弱の発生メカニズムの解明、正確な予防・治療に理論的根拠を提供している。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年4月22日